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男女原型型紙違いを調査してみた

自作している洋裁CADが少しづつ使える状態になってきたので、文化式で原型型紙を製図して、男女の違いを調べてみました。
文化式原型型紙男女比較

製図の手順は文化服装学院の教科書どおり。サイズも教科書に載っている。ごく一般的な値にしました。
教科書はこちら。

女性 バスト830 ウェスト640 背丈380
男性 バスト920 ウェスト740 背丈450
しかしこれだとサイズに差がありすぎて特徴が読み取れないので、男性の方を均等に縮小してバストを同一に調整して比較してみました。
男性 バスト830 ウェスト668 背丈406
上の図、赤色が男性、黒が女性の原型です。じっくり見ると、男女の型紙に違いが見てとれますね。

女性の型紙は前身頃が長い

一見して気づくのは、男性の後ろ身頃が大きいことです。背中、大きいですね。背中のダーツの始め位置もかなり違います。
男性の後身頃が大きいということは、言い換えれば女性の前身頃が大きいことになります。大きいというより、上下に長いといった方が良いでしょうか。
この結果にはかなり驚きました。
もう一つの顕著な違いは、前身頃、胸のダーツです。女性は男性の数倍は大きいです。胸のふくらみを収めるために、このような大きいダーツが必要になるわけですね。
よく考えてみれば、前身頃が長いことも胸のふくらみが原因であることがわかります。男性の場合は首から腹へすとんと曲線的に布が被さりますが、女性の場合は胸を経由して 布は曲線を描きます。その分、前身頃が長いというわけです。

女性用の原型型紙を男性に用いるのは不可

趣味で洋裁を始めたころは、まったくの自己流で服を作っていました。
自分なりに試行錯誤してみましたが、やっぱりどうしてもうまく作れないので、洋裁教室に通うことにしました。住んでいる県の県庁所在地の駅近くの教室で、生徒さんは20人くらい。
男性の生徒は私で二人目とのことでした。
ここで初めて原型型紙というものの存在を知り、製図方法を教えてもらったのですが...
先生曰く「男性の製図方法はこの教室では教えていないのです」「なので女性用を流用してね」
製図の手順を教えてもらい、自分のサイズを当て嵌めて原型型紙を作り、そこから服を作ったのですが、いま一つからだに合いません。
特に襟の袷部分が気になりました。襟が顎に当たる感じで襟もとがブカブカになってしまうのです。
なぜ襟元がブカブカになってしまうのか、今その理由がわかりました。
当たり前のことですが、女性用の型紙を男性に流用するのは止めましょう(その逆も)。やっぱり合わないです。

男女の原型を同じサイズで製図した場合の比較

追記です。 しばらくたってから気づいたのですが、バスト以外のサイズが違っているので、上記の差が出たのではないかな?という疑念がわいてきました。
まったく同じサイズで製図したらどうなるのか、さっそく数値を入れ替えて確認してみました。
結果、
文化式原型型紙男女比較

見事に「ああ、やっぱり」な結果でした。
女性用の原型で無理やり男性用の服を作ると、前身頃の襟の辺りが余って着づらい服になってしまいます(確信)。

最終更新日: 2014-08-03 19:46:54

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