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型紙の製作2/2
このページでは型紙の印刷について学びます。
Youtubeバージョンもあります。
洋裁CADの出力形式は、
プリンターから紙で出力(またはPDFファイル)
レーザーカッター用のデータファイルとして出力
絵柄をつけて画像ファイルとして出力
の三つがあります。ここでは、標準的な紙への出力方法を確認します。
印刷の手順
作業の流れは、
1 印刷番号の設定
2 説明文の設定をする
3 裁ち合わせ図の設定をする
4 型紙配置図の印刷をする
5 印刷
6 貼り合わせ
の順になります。
印刷番号の設定
線や記号を身頃ごとに配置していきます。同じ身頃に属する線や記号は同じ印刷番号をつけて管理します。グループ要素や、外部グループ参照要素の設定で複数の要素を一括して設定することができます。
前回の練習で使ったワンピースのファイルを読み込み、グループ要素を再定義します。
ここで印刷番号を設定すると、グループ内のすべての要素が同じ印刷番号に設定されます。
印刷番号以外にも印刷色や線の種類線の太さも設定できます。
要素ごとに設定する場合は、該当要素を再定義して同様に設定します。
説明文の設定
型紙配置図の中におく説明文を作ります。
印刷→紙印刷→説明文設定を選んでください。
すると下のような説明文の設定フレームが表示されます。
詳しい設定方法はこちらをご覧ください。
裁ち合わせ図の設定
布を買う前に、この服を作るためにどれだけ布が必要か知っておく必要があります。
布の上にパターンを配置してどれだけ必要か見るための図を裁ち合わせ図といいます。
印刷→紙印刷→裁ち合せ図設定を選んでください。
表示する見頃の印刷番号を選んで座標や角度を設定し布の上に置いていきます。
布が足りなくなったら布の寸法を変更して全てが入るようにします。
布の幅は、購入する布の幅と同じにする必要があります。
裁ち合わせ図は四つまで設定できます。ひとつの服で異なる布生地を使う場合は、複数の裁ち合わせ図を作る必要があります。
詳しい設定方法はこちらをご覧ください。
型紙配置図の設定
印刷→紙印刷→型紙配置図設定を選んでください。
紙に印刷するための設定を行います。並べた紙の上に型紙を重ならないように置いてゆきます。説明文や裁ち合わせ図も配置します。
型紙配置図も複数作ることができます。
詳しい設定方法はこちらのページをご覧ください。
印刷
型紙配置図で設定したデータをプリンターに出力します。
失敗した場合はたくさんの紙が無駄になってしまうので、一旦PDFファイルに出力してからプリンターで出力すると良いでしょう。
印刷→紙印刷→印刷 を選んでください。
印刷する型紙配置図の番号を選んで「印刷実行」ボタンを押します。
印刷の詳しいやり方はこちらをお読みください。
プリンターの選択
「印刷実行ボタン」を押すと、下のような印刷設定フレームが現れます。
CubePDFをインストールしてあると、プリンターの中にCubePDFが入っています。これを選択して「OK」ボタンを押すと、紙ではなく、PDFファイルが生成されます。
PDFファイルは標準でマイドキュメントの中に作られます。
プリンターはさまざまな種類のものがあるため、洋裁CADでフォローするのはこのCubePDFだけにしています。もしお使いのプリンターでうまく出力できない場合は、CubePDFを利用ください。
また、プリンターに直接した場合、失敗するとかなりの無駄になります。この意味でもPDF化をお勧めします。
※CubePDFはフリーソフトです。ダウンロード先はネットで検索してみてください。
MacPCはこちらを参照ください。
PDFファイルの印刷
PDFファイルの中身を見たり印刷したりするには、AdobeReaderを使います。AdobeReaderの使い方についてはネットで検索してみてください。
等倍で印刷します。
MacOSでの不具合
MacOSでは印刷がうまくいかない不具合が確認されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
この不具合はMac用のJavaが原因と思われ、今のところ対策はありません。
Mac作成したデータもWindowsパソコンから正常に印刷できます。
現状の不具合対策はWindowsパソコン、またはMacPCからWindowsを立ち上げてその中で洋裁CADを立ち上げ印刷する方法しかありません。
最終更新日: 2021-09-14 11:12:25
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