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カバンの製図 2/2

洋裁CADは変更が容易なCADであることは、ワンピースの学習で学びました。
しかし容易でない変更もあります。要素を追加したり、差し替えたりする場合です。
前回製図したカバンの型紙を使って、いくつかの変更を施してみましょう。

要素の再定義による変更

数値要素の値を変えてカバンのサイズを変えてみましょう。
要素を再定義するか、デザイン変更で数値を変えます。
線の角度も変えて台形にしてみましょう。
要素の再定義

うまく出来ましたか?形状が変わらなかったり変になる場合は、要素どうしの関連付けが間違っているのが原因です、 この場合は問題のある要素を再定義して直す必要があります。

要素の定義方法をかえる変更

カバンの底を丸くする変更をします。
線要素内、点要素内では要素タイプと定義方法を変えることが出来ます。
底の部分の直線を曲線に変えることで底を丸く変えます。要素4を変えると、裏布の形状はコピーなので連動して変わります。
要素の定義法をかえ


要素の追加、差し替えによる変更

更にデザインを変えてみましょう。
こんどはちょっとややこしいです。
カバンの角を丸めます、角Rという円弧要素を追加します。
この場合も遡って要素を追加し、その後親子関係を調整してゆきます。下記の順番で作業します。
 1.未定義要素の移動
 2.要素の追加
 3.未定義要素を元に戻す
 4.要素の再定義

1.未定義要素の移動

未定義要素を、要素4の下の位置まで移動します。
要素の移動

2.要素の追加

ここに角R要素を2つ追加して、角を丸めます
角R

3.未定義要素を元に戻す

戻ってくると...あれ、縫い代が変ですね。
辻褄が合わなくなってしまっています。
こんな時は上から順に要素の定義を見て、どのように製図しているか確認して、追加した要素を親に加えてゆく必要があります。
角R

4.要素の再定義

今回も上から順に修正してゆきます。エラーがなくても、形のおかしな要素は修正しましょう。
角R

要素を再定義して形状を整えました。
要素28縫い代、17コピー線、29縫い代、9数値要素を変更しました。
特に注意が必要なのは、要素9です。これは側布の長さを計算しています、この計算に新たに加えた要素の長さも入れないと、側布の長さが不足してしまいます。

また、この要素を定義するときに、要素、幅と要素、高さを使わずに、表布を構成する線の長さを使いました。
当初はどちらでも同じだったのですが、直線を曲線に変えたり、角Rを追加することで長さが変わります、なので線の長さを使った方がトラブルを避けられます。
これで修正が終わりました。

最終更新日: 2021-05-17 13:44:34

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Author: Tomoyuki Ito

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