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パソコンでバーチャル立体裁断
服の型紙を人体に合わせて調整するには3つの方法があります。
原型型紙を使う方法、作った型紙を書くサイズに展開するグレーディング、人体に合わせて布の形を決めて行く立体裁断。
このうち立体裁断はまだCAD化されたことがありません。
現在開発しているマスカットCADは基本的には原型型紙を使う方式ですが、バーチャル空間で立体裁断も行える仕様にしています。
開発中の画面ですが、動画のように型紙を変形させそれを3次元空間でトルソーに着せつけています。
立体裁断は難しい製図方法とか覚えなくても型紙を作れる長所があります、しかし原型型紙を用いた場合のようにトルソーを差し替えることで型紙を変形させることはできません
趣味の洋裁で、自分の服だけ作るという時には立体裁断でもかなりの部分ができると思います
ただ立体裁断だけでは細かいところは作り込めないので、マスカットCADでは立体裁断モードを設けておき、大体の形ができたら立体裁断モードを解除して通常のパラメトリックモードに入れるようにしています。
立体裁断モードで大体のあたりをつけ、その後原型型紙と関連付けをして型紙の形状を人体に追従させるようにする使い方もできるようにしています。
最終更新日: 2023-10-12 17:11:24
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