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原型型紙を3Dで検証する
洋裁CADに標準で添付されている文化式新原型型紙をボディに着せてみます。
実際に3Dモードを操作して、使い方を確認するのが目的です。
原型型紙の読み込み
下の動画の要領で原型型紙を読み込みます。
原型型紙のサイズは標準で添付されているボディに合わせて設定されています。
3D表示
上のメニューにある3Dボタンをクリックすると3Dステージが表示されます。
マウスホイールを押しながらマウスを動かすと視点を変更することができます。
マウスホイールを回すとボディに近づいたり遠ざかったりできます。
動作
このままでは身頃が二次元のままなので、時間を進めて縫い合わせます。
メニュー左上にある動作ボタンをクリックすると、原型型紙が服に着せられます。
このままでは風船のように膨らんでいるので膨らむボタンをクリックして膨らまないようにします。
しばらく時間が進むと動作が止まります。
断面と伸びの表示
ボディと服の関係がどうなっているか断面を切って調べてみましょう。
測定の下に断面があるのでこれを定義します。
下の図はウエスト断面て服とボディを切っています。切断線の近くには線の長さが表示されています。ボディのウエスト線長さに対し服の長さは余裕があるのが見て取れます。
ウエストがぴったりではきつくて動けないためこれだけの余裕が必要になります。
上のメニュー伸びボタンを押すと、伸びている部分が赤く示されます。現状では布の物性を実際の布に合わせることができていないので、実際の布よりも少し伸びる傾向があります。
一旦伸びは元に戻して非表示にしてください。
パターンの変更
二次元に戻って、パターンを変更してみます。ここではウエストを660から500に変えてみています。デザイン変更をすると二次元パターンの変更が三次元に反映されます。
再定義で変更した場合は、三次元ステージの再構成ボタンを押すと反映されます。
寸法を変更すると服がウエストにぴったりくっついたことがわかります。
伸びを見ると、だいぶ服が伸びていることがわかります。
このパターンでは実際に服を着たらウエストがきつくて着ることができないでしょう。
三次元での作業
三次元モードでの作業は二次元で作ったパターンを三次元で縫い合わせ、ボディに着せることで形状の妥当性を確認することが目的です。
断面や伸び量を確認して、最適な形状を求めた後、二次元に戻ってパターンを出力します。
最終更新日: 2020-06-20 08:31:16
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