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3D機能の詳細
このページでは洋裁CADの3Dモードの機能を詳しく説明しています。ボタンなどの機能を順番に説明します。
メニュー
ストレージ上側に配置されている各メニューボタンについて説明します。
動作ボタン
クリックすると時間が進んで服が縫い合わされます。
動作中は表示が停止に代わります。
一定時間が経つと動作が終了します。
動作中でも停止ボタンを押すと動作が終了します。
重力ボタン
重力の有無を設定します。
有効な場合は服が下に落ちて行きます。
無効な場合はそのまま宙に浮かび続けます。
膨らむボタン
裁断生地に裏から押す力を加えます。
有効な場合は服が膨らみます、無効な場合はしぼみます。
身頃メッシュ
裁断生地を分割する単位長さを設定します。
数値を変えて再構成ボタンを押すと、裁断生地ポリゴンが設定した数値で再構成されます。
小さいとリアルな服を表現できますが計算時間が非常に長くなりメモリーもたくさん必要になります。大きいと動作が速くなりますが雑な形状になります。
計算初期段階では大きな値にしておいて大きな動きを済ませ、その後小さくして詳細な表現をさせると良いでしょう。
数値には最大最小値が設定されています。
ドールなどの小さい服を扱う場合は、裁断生地の定義でスケールを大きく設定し、身頃自体を大きくしてください。
再構成ボタン
指定の数値で裁断生地ポリゴンを再構成します。また、二次元でパターンを変更した後、3次元に反映されない場合にクリックして二次元パターンの変更を三次元に反映させます。
元の位置ボタン
裁断生地を初期設定の位置に戻します。
保存ボタン
三次元の設定を保存します。ボタンを押すだけで保存されます。
保存されるのは三次元の情報だけで二次元は別途保存する必要があります。
照明ボタン
照明の設定を行います。
照明は点光源と均等光源の二つを選ぶことができます。
点光源は光源の位置を固定するかカメラと同一位置にするかを選ぶことができます。
カメラボタン
カメラ(視点)の設定をします。
始点の位置視界の角度を、視線の高さ、非表示距離を設定します。
マウスでも一応帰ることが可能です。
非表示距離は、設定値より近いものを非表示にする機能です。
ボディボタン
服を着せるボディを選びます。
デフォルトでは球と胴体ボディ、全身ボディを選ぶことができます。非設定にすることも可能です。
ボディの色表示形式スケール服との衝突判定を設定できます。
オリジナルボディーを取り込みたい場合は、3DデータをOBJ形式で作成し、「洋裁/3Dbody/」フォルダーの中に置けば読み込むことができます。
壁ボタン床ボタン
壁と床の設定をします非表示にすることも可能です。
定規ボタン
定規の表示非表示を設定します。
伸びボタン
裁断生地の伸びている部分を表示します。
この機能はたくさんのメモリーを使うので、メモリーの少ないPCの場合はフリーズする可能性があります。
表示にチェックを入れると裁断生地上に伸びた部分が表示されます。
最小値以上の一部分が表示されます。
表示色は最小値で白、最大値で赤になります。最大値以上の伸びは赤く表示されます。
背景色ボタン
背景の色を変えます
要素
ステージ左側のメニューリストに置かれている要素について説明します。
ルート要素
特に意味はありません
服要素
布要素、裁断生地要素、縫合要素を取りまとめています。
布要素
初期状態でひとつの布要素が設定されています。
複数の布を設定することが可能です。
布のサイズ厚み伸びやすさ、
布に貼り付ける画像と画像の位置スケールを設定します。
裁断生地要素
裁断機事業所は複数設定することができます。
二次元から持ち込んだシルエットを使って布切り抜き、三次元の身頃を作ります。
使う布と切り抜くシルエットを選び、シルエットの位置を設定します。シルエットは左右反転することができます。布のテキスタイルを使わず、着色することもできます。
身頃は3D上の縫い合わせやすい位置におきます。
裁断生地要素ボタン上にマウスを置くと、該当身頃の3D表示が変更され、表側方向を示す矢印が表示されます。
裁断生地ルート要素の定義で、見頃のスケールを設定することができます。ドール服など小さい服の場合、メッシュを細かくできないので、スケールを大きくします。
縫合要素
身頃の端を縫い合わせます。必ず一対で設定します。
交差しないように注意して設定します。
縫合要素上にマウスを置くと、縫合設定を見ることができます。
測定要素
任意の位置で断面を切ります。
切った断面のボディと布の長さを表示します。
最終更新日: 2020-06-21 11:07:56
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