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コメント要素の解説
このページでは、洋裁CADで使うコメント要素について解説しています。
コメント要素について
コメント要素は3つの役割を持っています。
型紙の上に説明のための文字を印刷する
要素リストの説明として使用する
コメント-グループの組み合わせで、要素群をひとまとめにする
コメント要素の種類
2つの種類があります。
コメント
説明文を型紙上や要素リスト上に表示します。
グループ要素と組み合わせて要素をひとまとめにします。
グループ
必ずコメントと組み合わせて使います。コメントとグループで挟まれた範囲の要素をひとまとめにして、表示色や印刷番号、表示/非表示、抑制を一括して設定します。
身頃など、ひとまとまりになったものをグループでまとめておきます。
コメント
説明文を格納します。
説明欄に記入した文章は、要素リストの説明部分に表示されます。始点を設定すると、画面上にも表示されます。
型紙の説明文を印刷したいとき、又は要素リストの中で手順の説明をしたいときに使います。
型紙への表示角度と大きさを設定することが出来ます。
Macパソコンで印刷する場合、現状(R13.3)では文字が乱れるバグが残っています。
下の動画は、肩線に沿った角度で線の長さを表示しています。
-説明文中に数値を挿入する方法-
上の写真のように、バストやウエストなどの数値を表示するときは、$で囲った中に、「要素名:継承値」を記入することで実現できます。
このように記載しておけば、数値に応じて自動的に表示数値も変わります。
$1:説明文$ 要素1の説明文
$1:長さ$ 要素1の数値や長さ。
$1:角度$ 要素1の角度。
グループ
コメント要素と組み合わせて使います。
コメント要素を先に定義しておき、その後グループを定義します。コメントとグループに挟まれた要素はすべて挟んだグループに属します。
グループに属した要素は、下記パラメータがグループ要素と同一になります。
色(標準表示)
印刷番号
表示/非表示
抑制
原則として身頃など一つの型紙を1つのグループにまとめ、グループごとに異なる印刷番号を付けます。
印刷設定時は、同一印刷番号の要素を一括りで配置してゆきます。
グループ基準点を指定すると、型紙配置図や裁ち合せ図に配置するとき、グループ内の要素の基点がグループ基準点になります。
下の動画ではグループ要素の設定をしています。
最終更新日: 2018-10-10 08:09:16
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