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円弧線要素の解説
このページでは、洋裁CADで使う、円弧線線要素について解説しています。
円弧線要素について
円を描きます。
線には他に直線と曲線があります。
建築や機械設計では円弧線を多く使いますが、型紙製図ではあまり使いません。
楕円を描きたい場合は、3次ベジェ曲線を組み合わせて描きます。こちらで書いていますので、お読みください。
他の線は継承値(子要素へ渡す情報)として、始角終角始点終点長さをもっていますが、円弧線の場合はこれに加え、中心点、半径を継承することが出来ます。
円弧には始角、終角を設定します。
角度0度は、中心点の右方向です。
始角より終角が小さい場合は、終角に360度を加えた値が終角位置になります。
始角より終角が360度以上大きい場合は、終角より360度引いた値が終角位置になります。
切れ目のない円弧を描く場合は、始角0度、終角360度を入力します。
定義方法
円弧線は下記3つのの方法で定義します。
中心半径円弧線
中心点と半径で定義します。
3点円弧線
3つの点を通る円弧を描きます。
角R円弧線
2つの線の交わる角を丸く整えます。円を描くと同時に、2本の線もトリム/延長します。
中心半径円弧線
中心点、半径、始角、終角を指定して円弧線を描きます。
始角から反時計回りに終角の位置まで描きます。
下の動画は、中心半径円弧線を定義過程しているものです。
3点円弧線
3つの点を通過する円弧を描きます。
下の動画は、3点円弧を定義しているものです。
角R円弧線
2の線を円弧で滑らかに繋ぎます。
接続する線の端点を指定します。
下の動画は、角R円弧線の定義をしています。
角Rの形状は、時々捩じれた形になることがあります。この場合は、番号を選んで、得たい形状の数値を入れてください。
こんな形状にしたくない場合は番号を変えてみる。
意図した形になる番号を選ぶ。
最終更新日: 2020-04-22 09:49:38
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