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複合線の解説
このページでは、洋裁CADで使う複合線について解説しています。
複合線要素について
よく使う特定の曲線を複合線要素としてまとめています。
具体的には袖山線を納めています。形状の違いにより、袖山線Aと袖山線Bがあります。
複合線の種類
2つの種類があります。前身頃側に接続する袖山の形状がA、後ろ身頃側がBになります
袖山線A
7つの定義値を指定して袖山線をひきます。各定義値の役割は下の図の通り。
長さは対応する身頃の袖ぐり長さを入れます。直接数値を入れず、袖ぐり線要素の長さを入れるようにしてください。
袖山高さは、後ろ身頃側と同一にする必要があるので、数値要素で定義しておくか、ページ下の例で示すように、身頃から計算しておくと良いでしょう。
下の動画は袖山線Aを定義しています。
袖山の長さを袖ぐりの長さよりも長くしたい場合は、数値要素を設けて調整します。
下の動画を参照ください。
袖山線B
4つの定義値を指定して袖山線をひきます。各定義値の役割は下の図の通り。
後身頃に対応する袖山に使います。
下の動画は、袖山線Bを定義しています。
袖山高さを袖ぐりに連動させる定義方法
上の例では袖山高さに数値を入力していましたが、この方法だと袖ぐりの変化に追従しません。追従させるための定義例を述べます。
計算方法
まず、下の図に示す寸法A,Bを求めます。
袖山高さの計算方法、
袖山高さ = ( A + B ) / 2 / 6 × 5
を数値要素を用いて計算します。
下の動画は、袖山高さの定義をしています。
最終更新日: 2020-04-30 09:41:13
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