洋裁CAD >洋裁CADの使いかた >リリース12での追加修正項目
リリース12での追加修正項目
2018年2月6日、洋裁CADリリース12を公開しました。
以下が追加修正内容です
概要
GUI部品の入れ替えを行いました。
いままでは古いJavaSwingを用いていましたが、新しいJavaFXに入れ替えています。
GUI部品とは、ウインドウやボタン、線などのことです。
Swingでは、印刷解像度が72DPI固定で、線がカクカクになってしまいますが、FXではスムーズに描くことが出来ます(リリース11でこの部分のみ差し替えすみ)。
また、FXでは3D表示もできるので、今後の更新を見据えて今回はすべてのGUI部品を差し替えることにしました。
今後は3D化や、操作性の向上を行ってゆく予定です。
また、差し替えと並行してMacOSでの対応を行いました。完全ではありませんが、MACでも動くようになりました。
Windowsでの変更点
コメント入力時に、自動的に日本語入力を自動的にONにしていましたが、FXにはこの機能がないため、廃止しました。
今後FXにこの機能が追加されると思われますので、追加され次第戻します。
使用頻度の少ないアニメーション機能を廃止しました。
Macでの機能制限
Mac上では、Windowsと異なる挙動をすることがあり、恐らくJavaFXがMacに完全に対応していないことが原因と考えられるのですが、下記機能制限およびバグが残っています。
今後順次直して行く予定です。
全画面表示にすると操作に支障が出るため、全画面にするボタンを無効化しました。
ウインドウの大きさ調整は、ウインドウの端をマウスでつまんで引っ張ることにより行ってください。
印刷時、用紙サイズと方向の設定を再入力する必要があります(Windowsよりひと手間多くなります)。
印刷すると一部の文字が文字化けしたり移動したりします。
Macでの印刷方法はこちらをお読みください。
同梱のソフト、「型紙リーダー」はMacに未対応です。Mac洋裁CADで作った型紙リーダー用のファイルはWindows上の型紙リーダーで使用できます。
Macでの初回起動
洋裁CADはMacでは、いわゆる「野良アプリ」となるため、そのままでは実行できません。こちらの下の方に書いてある方法で起動してください。
WindowsからMacへ乗り換える場合の作業
Windows上で通常のアップデート作業こちら
をしたのち、「洋裁\lib」フォルダ内の「洋裁CAD設定.ini」ファイルをノートパッド等で開き、「ファイル設定,..\」という記述を「ファイル設定,../」に書き換えてください。
「..\」は古いバージョンから使用している場合は異なる記述になっている場合があります。
修正時に余分な改行等入れないようにお気をつけください。
修正前
修正後
書き換えたのち、「洋裁」以下のフォルダーをMacへコピーします。
洋裁CADの実行ファイルおよび型紙データファイルはWindows、Macで共用できます。
部品ファイルを自作されている方へ
ktpファイル中にHtml文を組み込むフォーマットになっていましたが、Html文は別途ファイル化しておくことになりました。
添付の部品ファイルを参考に修正されてください。
Html文がなくても読み込みは出来ますが、解説文が表示されなくなります。
詳しくはこちらを参照ください。
型紙リーダーのMac対応
型紙リーダーはまだMacに対応していません。
Mac上の洋裁CADで作った型紙リーダー用のファイルはWindows上の型紙リーダーで読み込むことが出来ます。
型紙リーダーのアップデート
洋裁CADリリース11.1時に同時にアップデートしたつもりが、出来ていませんでした。リリース11.1と同じ修正を施しました。
12.1のアップデート
2018年3月8日に12→12.1にアップデートしました。Macで使用する場合にフリーズする場合があるため、これを修正しました。
最終更新日: 2018-03-08 13:19:22
洋裁CAD >洋裁CADの使いかた >リリース12での追加修正項目
ツイート