参照オブジェクトのコピーと、PDF出力設定
この3連休は帰省して畑仕事をしたり、地元のお祭りを見たりする予定でしたが、台風で半分中止。空いた時間でCADを作りました。
参照オブジェクトの謎がやっと解ける
Javaでは参照コピーを普通にコピーすると、実はコピーできていない。
同じオブジェクトに別名がつくだけ。人を参照オブジェクトに例えると、
同じ人間に「お父さん」とか、「課長」とか、「お客さん」と別々の呼び名を付けるようなもの。
同じ人間だから、課長を働かせすぎて過労死させてしまうと、お父さんもお客さんもみんな死んでしまう。
参照オブジェクトはディープコピーすれば別もの、クローンを作ることができる。
それは理解したのだけど、参照オブジェクトが参照オブジェクトを内包している場合を考えていなかった。
人の内臓が参照オブジェクトだとすると、人をディープコピーしても内臓はコピーされない。
別々の人間が同じ内臓を共有しているという、奇妙な状態になってしまう。
「Aさんがお腹を壊すと、別人のBさんがなぜか必ずお腹を壊す。Bさんがご飯を食べると、Aさんも食べてないのに満腹。」
この不可解な現象に悩まされていました。
内包する参照オブジェクト、も個々にディープコピーすることで解消しました。このことに気付くまでかなりの時間がかかりました。
CAD使っていると、最初は普通に動くのだけど、なぜかだんだん意図しない状況になってしまう現象があったのです。
まだバグはたくさん残っているけど。
敷き詰めた紙に型紙を並べる
前回は布に型紙を並べる設定フレームを作りました。この配置図のことを前回は「布取り図」って書きましたが、正しくは
「裁合わせ図」と呼ぶそうです。ツイッターで親切な人が教えてくれました。
今回はこれをコピー、修正して、敷き詰めた紙の上に型紙を配置する設定フレームを作りました。
一つの四角がPDFファイルの1ページになります。印刷して貼りあわせると、型紙が復元できます。
主要な数値をPDFの説明文に埋め込む
このCADの特徴として、後から数値を変更するだけで型紙を変更できることがあります。
せっかくなので、PDFファイルに添付する型紙の説明文に、この数値その他を埋め込めるようにしました。
動画は文化式の原型型紙ですが、バスト、ウエスト、背丈の数値を変更して型紙のサイズを自動的に変更出来るように書いてあります。
説明文にもこの3つの寸法を埋め込んでおけば、3つの数値を書き換えるだけで、型紙のサイズ変更と説明文の変更が同時にできるようになります。
最終更新日: 2014-10-15 19:00:30