洋裁CAD開発日記 メニューと縫い合わせ要素の再構築
メニューの配置換え
2020/3/5
3Dモードでも要素を並べるようにしている。
要素は三つに分かれていて、部屋ボディ服の3種類がある。
2Dモードでは要素間に親子関係が存在するけれども、3Dでは厳密ではない。
3種類の要素を左側のパネルにツリー形式で表示するようにしていたが、これでは使いづらいので部屋とボディの要素は上側にボタンを並べてここから設定するようにした。
服要素は左のパネルに配置するけれども、ツリー形式はやめて、二次元に似た形式に変えようと思う。
2020/3/6
服要素のリストは、結局ツリー構造のままにした。個々の要素はボタンに変える。
うまく動くか確認するのに毎回CADを立ち上げるのは大変だから、試験用のパネルを作って作業したら早く作業が進んだ。
洋裁CADに組み込んでこんな感じになった。
要素リストツリーの作りこみ
2020/3/10
ツリーボタンの左にアイコンを配置して、2Dと同じように要素の状態を表示するようにした。
2Dと同じように要素間に親子関係を付ける必要があるけど、2Dほど厳密じゃなくて大丈夫。
布、身頃、縫い合わせの順で親子関係が付く。同じ種類の要素間では親子関係はなし。定義した順番に序列をつける必要もない。
身頃一枚を抑制するとこんな感じになる。
エラーになった縫い合わせ要素は計算に回さないだけなので、2Dのように再定義しなくても大丈夫。
縫い合わせを抑制すると無かったことになるので、服はばらけてしまう。非表示にすれば、「着てるけど見えない」という状態になる。
要素の削除もできるようにした。
親子関係の付与
2020/3/11
布、身頃、縫い合わせについて、削除抑制ができるようにした。
削除を消してしまう。抑制は無かったことにするもの。抑制は後から復活できる。
削除抑制すると、子要素は困ってしまうので、エラーを出すようにする。
縫い合わせ計算では、削除抑制エラー要素を計算から外すようにした。
縫い合わせ設定のUI再構築
2020/3/15
身頃同士の縫い合わせ設定、使いにくいので作り替えた。
まず、選択する身頃の辺の表示を四角の配列から矢印状の曲線に作り替えた。
下の動画の要領で対になる辺を選び、縫い合わせる。
縫い合わせ糸の表示
これだけだとどの辺とどの辺を組み合わせているかわからないので、辺同士を赤い糸で結ぶことにした。
さらに、選択済の辺を強調表示することでわかりやすいようにした。
この縫い合わせ設定、下の図のように縫い合わせ対象があらぬ方向に行ってしまうバグが出てしまい、原因を突き止めるのに苦労した。
対角点同士が繋がろうとするから、妙な形に収束してしまう。
これが出る原因は、バグというよりは辺を選択する順序に問題があることに気付いたので、順序の問題があることに気付くような表示をすることで対処する。
こんな感じで見やすく直しました。
最終更新日: 2020-03-15 22:26:34