縫い合わせ部の角度設定
洋裁CAD開発日記85
2020/4/15
表裏の表示方法
3Dの表示はJavaFXの機能に依存している。JavaFXの3D機能は少ないので、そのままではあまり細かい表現ができない。
メッシュの表裏の表現も難しいので、矢印を表示させて表面を示すことにした。
布要素のアイコン上にマウスを移動させたら、メモの表示をワイヤー表現にした上で表方向の矢印を表示させるようにした。
縫い合わせ部分の設定
布同士を縫い合わせた部分をまたいで繋いでいるバネがないので、縫い合わせ部の張りを表現することができない。
そこで布をまたいだバネを設定することにした。
とりあえず繋いだのが上の画像。左がバネを設定したもの。縫い合わせ部分が出っ張らないように変わっている
ぬいぐるみの3Dモデルだとこんな感じになる。バネ設定は右側。
縫い合わせ角度指定
縫合部分を滑らかにするだけではなく、角度も付けられるようにした。
バネの有無と、バネつきの場合の身頃間の角度指定をメニュー上から設定できるようになった。
バグ探し
過去に作ったパターンの3D化をしながらバグ探しを進める。
魚がまぐちのパターンは、数年前に作ったものだが、形状を決めるまでに何回か紙で試作する必要があったもの。
今後は紙で作って確認しなくても3D上で出来るようになる。
2Dから3Dへ変換する際のバグ
2Dでパターンが変更された場合、このパターンを使って3Dでも変更する。
特定の条件が揃うとエラーが起きてしまうことが分かった。
パターンが四角い形をしていて、かつ変更寸法が決まった数値で起きるので、実際の使用ではまずエラーを踏むことはななさそう。
調べてみると、二つの直線から交点を計算するときに、上の条件が揃うと直線が平行になってしまうためだとわかった。
この計算結果は少しぐらいずれても関係ないものなので、予め計算する直線をほんの少しずらして平行にならないようにした。
ちょっと姑息だけど他の方法では手間がかかりすぎる。
最終更新日: 2020-04-15 11:00:25