三角原型製図法-ハンチング帽子型紙の作り方
三角原型の原理は他のページで紹介しました。こちら
三角原型の原理は、服以外のアイテムにも応用できます。このページではハンチング帽子の型紙の作り方手順を紹介しています。
型紙を作る手順
①3Dスキャンした人体データを洋裁3D-CADのマスカットCADに取り込む
②頭の周りのゆとりを設けた位置に基準点を設定し、基準点を頂点とする三角形で防止の形状を作る
③3D上の三角形を平面に並べる
④外形を滑らかな曲線で描き、左右対称にコピーする
⑤三角形を消去する
⑥バーチャルフィッティングを行い、縫製後の3D形状を確認する
⑦型紙に縫い代や記号を追加して完成
※マスカットCADはこのページ作成時点では開発中で、未公開です。
頭の回りに基準点と基準線を設定する
スキャンデータをCADに取り込んだら、頭の周りに基準点と基準線を設定します。
帽子の縁のレベルに平面を設定し、縁になる楕円を描きます。頭の中心から放射状に直線を引き、楕円との交点を作ります。
同様に縁レベルの上方に2つの平面を作り、点を設定します。
前方中央線と、縫い合わせ線を描き、点を配置します。
これらの点を頂点にして、三角形で頭を覆い、ハンチングの3Dシルエットを形成します。
3D三角形の設定
これらの点を頂点にして、三角形で頭を覆い、ハンチングの3Dシルエットを形成します。
2D製図
3次元上に並べた三角形を二次元の平面上に並べます。直線の端点を結ぶ曲線を描いて外形にします。。
外形線を対象コピーして三角形を消去します。
縫い代や記号を追加して仕上げます。
バーチャルフィッティング
できた型紙を再び3次元に持ち込み、縫い合わせ設定を追加した後、3次元空間の時間を進めれば、バーチャルフィッティングを行うことができます。
バーチャルフィッティングの結果を見て寸法を調整して整えれば完成です。
最終更新日: 2024-08-20 16:45:45