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図柄印刷機能の概要

このページでは、洋裁CADリリース14で追加された図柄印刷機能の概要を説明しています。
魚がま口設計 魚がま口印刷

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図柄印刷機能とは

CADで製図した型紙は、プリンターで紙に印刷します。
図柄印刷機能では、画像ファイル(PNG形式)を出力し、これを布へ印刷します。
従来は紙に印刷し、貼り合わせてカットして型紙を作り、これを布に当てて線をひき、布をカットしていました。
布に直接印刷すれば、紙の型紙を作る手間を省くことが出来ます。
洋裁CAD作業手順の比較

外形線だけでなく、好きな図柄も印刷することが出来るので、好みの柄の布を探す手間が省けます。
さらに、図柄を変形させて、身頃間で途切れずに柄を連続させる機能も付いています。
下は図柄変形機能を使って製作した「地球儀帽子」です。
地球儀布 布カット 地球儀帽子 継ぎ目のない地球儀


紙印刷との違い

従来の印刷では、外形、縫い代、記号などの情報が書かれた紙を出力していました。
図柄印刷では、縫い代線、ノッチと図柄を出力します。出力したものが表面に出てくるので、記号等の印刷は出来ません。
図柄印刷ではプリンターを使わず、布プリントサービス業者に画像データを送り、プリント済の布を送ってもらいます。

長所と短所

図柄印刷の長所と短所をまとめると、大体こんな感じになります。

長所
紙の型紙をなくすことが出来ます、型紙の切り貼り、保管などの手間がなくなります。
同じものを複数作るときは、いちいち型紙を写す作業がないので効率が上がります。
オリジナルのテキスタイルを作れます
気に入った柄を探しに出掛けたり、多めに買ってストックしておく必要がありません。
パターンの好きな位置に柄を置けるので、布を効率的に使えます。

短所
印刷は布印刷サービスと利用するので、仕上がりに時間がかかります。
注文すると修正することが出来ません。
記号などの情報を出力できないため、不便です。
洗濯すると縮む素材にプリントする場合は、あらかじめ縮み分伸ばしてプリントする必要があります。
既成の柄に比べ高価になります。
仕上がりをあらかじめ見ることが出来ない為、手触りや色合いが想像と違っている場合があります。
素材によっては色落ちします。

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図柄印刷の機能

布に印刷するために画像ファイルを出力しますが、この画像には次の3つの種類を選ぶことが出来ます。
 縫い代線とノッチ
 縫い代線、ノッチと画像
 縫い代線、ノッチと変形した画像

縫い代線とノッチ

縫い代線とノッチは下記のようになります。
左は製図したスカート。内側の線は外形線です。外側は縫い代線。
見後はこれを画像に出力したもの(縮小しています)。外形線を印刷すると見えてしまうので、印刷はされず、代わりに要所に目印となるノッチを出力します。
製図したスカート 出力したスカート


縫い代線、ノッチと画像

縫い代線、ノッチと画像は下のようになります。
図柄を組み合わせて設置した上に上と同じスカートの外形線を乗せて切り取る要領で画像を作ります。
左は図柄に配置した型紙外形右は出力した画像です。縫い代線の内側が塗りつぶされます。縮小して見にくいですが、ノッチも入っています。
スカートと図柄 パターン画像

図柄は、複数の画像を組み合わせて構成します。
上の例では、下の二つの画像を使っています。十字架はフリーのアイコン素材配布サイトからもらってきたものです。
十字架 赤い背景


縫い代線、ノッチと変形した画像

縫い代線、ノッチと変形した画像の場合は、外形線と縫い代線に加え、変形外形線と変形縫い代線を製図しておきます。
変形パターン

扇型が外形線と縫い代線、四角形が変形外形線と変形縫い代
パターン配置

変形外形線を図柄の上に配置して切り取ったうえで扇形に変形させます。
変形した図柄

変形してしまうので、なるべく変形が目立たない形のものを配置するとよい結果が出ます。
今後のリリースで、変形は小さくなる予定です。


図柄配置機能の概要説明は以上です。
別ページで具体的な作業内容を説明します。

最終更新日: 2018-12-11 15:40:27

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Author: Tomoyuki Ito

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