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テキスタイルプリント用イメージの作成

このページでは、複数のイメージパターンを配置してテキスタイルプリント用イメージファイルを作る方法を説明しています。

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下の図のような手法になります。配置するイメージパターンは、あらかじめ作成しておきます。
布に印刷するための巨大な画像データを作ります。そのままの配置で印刷されるので、布目なども考慮して配置する必要があります。
プリント後、水通しをすると縮むので、縮み量をあらかじめ調べておいて、縮み分だけ伸ばして出力します。
テキスタイルプリント用イメージファイルの作成


事前準備

イメージパターンは、 変形イメージの作成か、 身頃イメージの作成 で作成しておきます。イメージパターンファイルは作業ホルダに保存されています。
プリントする布のサイズと縮み量も調べておきます。

テキスタイルプリント用イメージファイルの作成

メニュー「印刷-布印刷-型紙イメージ配置」を選びます。 テキスタイルプリント用イメージファイルの作成


すると型紙イメージ配置ウインドウが開きます。
型紙イメージ配置ウインドウ


布幅と長さ、縮み率を入れます。
下の図は縦糸4%横糸1%縮む、幅1500mm長さ2000mmの布を入力しています。
布の幅と長さは縮む分伸ばして出力されるので、実際のサイズより小さくします。
布幅と長さ、縮み率を入れます


イメージパターンを配置してゆきます。左右対称のパターンは、それぞれ作らずに左右反転します。


全てのパターンを配置すると、こんな感じになります。
イメージパターンを配置

「画像作成」ボタンを押し、しばらく待つと、作業ホルダ内に規定のDPIで作成したテキスタイルプリント用の画像ファイルが保存されます。
ファイル形式はPNGです。サイズは1万ピクセルほどあり、巨大です。
同時に1ピクセル=1mmで作成した縮小画像ファイルも出力されます。こちらは3Dモデルに貼り付けるために使用するとよいでしょう。
3Dモデル

完成した画像ファイルはサイズをチェックして、意図通りのピクセル数で出来ているか、必ず確認します。
画像ファイルを布にプリントすると、こんな感じになります。
テキスタイルパターンデータ テキスタイルパターンデータ


テキスタイルプリント用イメージファイルの作成

完成した画像ファイルをテキスタイルプリントサービスの会社に送り、プリントを依頼すれば後日プリント済の布が送られてきます。
洋裁CADで出力する画像ファイル形式pngでそのまま受け付けてくれるところは少ないので、TIFFファイルに変換する方法を紹介します。
フリーソフトのGIMPを使います。
まず、画像ファイルを読み込みます。
GIMP

メニューの「画像-印刷サイズ」で解像度設定を呼び出し、DPIを設定します。
解像度

エクスポートでTIFF形式を選び保存します。 出来たTIFFファイルのプロパティを調べ、解像度が正しいか確認します。
TIFFファイルのプロパテ

最終更新日: 2020-06-18 18:05:36

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